お布施について-19

お布施について-19

一来者であるスマナディヴィのお布施

もう一つの履歴として、アナータピンディカ長者の三番目の娘、スマナディヴィについて話します。
スマナディヴィは独身で、家族と一緒に、お釈迦さまと比丘サンガのお世話をしていました。

ある日、スマナディヴィは、お釈迦さまの説法を聴いて預流者になり、その後、一来者になりました。
父親のアナータピンディカ長者の家には、托鉢をされる比丘サンガが500人から1000人いました。
聖者になったスマナディヴィは、托鉢時間に間に合うように、500人から1000人の比丘サンガの坐る場所と、お昼ごはんを準備して、托鉢される比丘サンガにご供養しました。

この履歴をみれば、聖者になった後も、お釈迦さまと比丘サンガを熱心にお世話し、お布施することがはっきり解ります。
「私は聖者なので布施の功徳は必要ない」とは言いません。布施の功徳とは限りがありません。

ある人は瞑想だけで満足して「布施はしたくない。布施をしなくても、瞑想をしているから大丈夫」と考えています。そうではない。自分の積んだ布施の功徳のエネルギーは、ヴィパッサナーの智慧、道の智慧、果の智慧、涅槃への因縁になるので、布施の功徳も積むべきと、はっきり理解してください。

(次号へ続く)

ミャンマー国 マハーガンダーラーマ僧院1000人の比丘サンガ
1974~1982年バッダンタ・ニャーヌッタラ大長老は、
ミャンマー国 マンダレーアマラプラのマハーガンダーラーマ僧院にてウ・ジャナカ長老に師事する。
1976年、ミャンマー政府宗教省からダンマーチャリヤ授与。
同僧院において講師職を就任。日本上座仏教修道会は、その僧院の1000人の比丘サンガに朝食ご供養をいたしました。

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