お布施について-22

お布施について-22

ときどきアナータピンディカ長者の祇園精舎にも住んでおられました。お釈迦さまは、プッバーラーマ精舎で6安居、祇園精舎で19安居されました。預流者であるアナータピンディカ長者が供養した祇園精舎の土地は現在も残っており、観光地としても有名ですが、預流者であるヴィサーカー女性聖者が供養したプッバーラーマ精舎の場所は、アシーラヴァティという川の近くにあったため、お釈迦さまが亡くなられてから年月が経ったある時、川に流されました。プッバーラーマ精舎の土地は、現在は残っていません。

話したいことは、聖者の預流者であるヴィサーカーも布施をしたということです。

預流者になったら智慧が高いので布施はしなくてよい、と思っている人もいます。そうではない。預流者も布施しています。預流者、一来者の聖者たちも布施をしたので、皆さんも布施すべきことを布施したら輪廻の中で困らない。輪廻の中でナーマ(心)とルーパ(物質)である生命が生活できる原因は、布施です。皆さんの信じている三帰依の力、皆さんの守っている戒律の力によって、善い処(人間または神々)に生まれます。

皆さんが今実践しているヴィパッサナー瞑想、ヴィパッサナー智慧の功徳によって、来世は善い処に生まれ、智慧と共になる生命になります。人間に生まれても「智慧ある人間」、神々に生まれても「智慧ある神々」、梵天に生まれても「智慧ある梵天」になります。

智慧が鈍い生命は多いです。人間の中でも智慧が鈍いとき、生活に困ります。だからお釈迦さまの教えに出会ったら、智慧が鋭くなるために、できるだけヴィパッサナー瞑想も具え、説法も聴いてください。その結果、智慧は顕れます。智慧の道により涅槃へ向かうことができます。智慧がなければ無理です。

布施とは、輪廻の中で生まれる処で生活が困らないようになる原因です。ナーマとルーパが日常生活ができるように布施をするほど、輪廻解脱のためにもなります。だから「サンガッサ デーマ(比丘サンガに供養いたします)」と、心を込めて供養します。この布施の功徳が、すべての苦しみから離れて涅槃への因縁になりますようにと皆さんは願って、比丘サンガに供養しています。

このように、聖者たちもできるだけ布施したので、私たちもできるだけ布施するべきと理解して、ふさわしい布施をするときは、心を込めて、信じる力で、智慧を具えて善く布施をしてください。信じる力と智慧と共になる布施は、ダーナ パーラミー(布施の波羅蜜)になります。このことを理解して頑張ってくださいと私(セヤードー)は話したい。

今日の10分の説法は以上です。それでは今日ウポサタの日なので、心を込めて礼拝して三帰依・八戒を守りましょう。

(次号へ続く)

宮城県南三陸町「南三陸大仏」開眼供養の儀式
「アバヤ ラーバ ムニ」“Abhaya L?bha Muni”
(恐れを除き幸福をもたらす大仏)

2019年11月25日(月)東日本大震災の被災地でも知られる宮城県南三陸町志津川の「海の見える命の森」において、ミャンマーの総合商社トモサダ(TOMOSADA)が震災犠牲者の慰霊と鎮護、そして復興と幸福を願い阿部長商店社長の阿部泰浩様に寄贈した「南三陸大仏」開眼供養の儀式が、2563年前の純粋なお釈迦さまの教えに則して行われ、儀式を導かれたバッダンタ・ニャーヌッタラ大長老をはじめとして8名の比丘サンガの戒・定・慧の威力によって、成功を成し遂げました。

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