ニャーヌッタラ大長老の説法

勲章授与の説法(後半)

2013(平成25)年5月25日
於 新宿801説法会

Pūjāプジャー caチャ pūjaneyyānaṃプージャーネッヤーナン etaṃエータン maṅgalamuttamaṃマンガラムッタマン.

尊敬すべき人々を供養することは最上の吉祥である

と、お釈迦さまは説かれました。このお釈迦さまの教えに従って、ミャンマー政府はセヤードー(大長老)を尊敬するべき供養するべき比丘と認めて、今年2013年1月4日(金)に、アッガマハーサッダンマジョーティカダジャ“正法の光を世界に輝かせる最上の偉大な智慧者”勲章を供養して、セヤードーが亡くなるまで、生きている限り、四資具である衣・食べ物・住居・薬、これら4つの生活必需品を供養して応援します。

2013年4月28日(日)にはヤンゴンのお寺の信者さんたちもセヤードーの徳と恩を念じて尊敬して供養しました。
そして、5月2日(木)にはセヤードーの生まれたシャンカイ村の人々はセヤードーの徳と恩を念じて尊敬して供養しました。
そして5月25日(土)今日、このように日本人の皆さんは、「尊敬すべき人々を尊敬することは最上の吉祥である」というお釈迦さまの教えを理解したので、特別なお祝い儀式を行ってセヤードーに供養しています。
セヤードーは皆さんの法の先生でもあり、勲章の顕彰文に記されているように、

ブッダの教えが栄えるように行った徳、
ブッダの教えによって幸福をもたらすために行った徳、
ブッダの教えを守るために行った徳、
大長老の徳、戒・定・慧の徳、
このような特別な徳に満たされた大長老である

と、国から認められました。
そのセヤードーを皆さんは尊敬すべき人と認めて、このように供養しています。

供養するときには、先ほど(勲章授与の説法1)教えたとおりに5つの供養するやり方で尊敬すべきことの徳と恩を感じて供養してください。

勲章の顕彰文

勲章の顕彰文

尊敬して尊敬するべき事に
供養する
5つのやり方

身体の行為で供養する

三宝の師であるセヤードーの徳と恩を感じて、身体の行為で合掌して供養してください。

口の行為で供養する

三宝の師であるセヤードーの徳と恩を感じて、皆さんは口の行為で言葉に表して、「三宝の師であるセヤードーは善いです。徳に満たされた私の先生です。」と声に出して言葉に表して口の行為で供養してください。

心の行為で供養する

三宝の師であるセヤードーの徳と恩を念じて、心の中で、繰り返して繰り返して念じて、セヤードーが勲章を得ることを聞いたから、心の中でしばしば念じて喜んでいます。セヤードーの徳と恩を念じて、心の中で、繰り返して繰り返して念じて、喜びの心が生じるように心の行為で供養してください。

財産で供養する

セヤードーの徳と恩を念じて、お花やお布施、食べ物・飲み物などを皆さんの財産で供養してください。

Saṅghassaサンガッサ demaデーマ Idaṃイーダン me puññaṃプンニャン nibbānassaニッバーナッサ paccayoパチャヨー hotuホートゥ.

比丘サンガに布施します。この私の功徳が涅槃への因縁になりますように

法で供養する

セヤードーの教える法の通りに実践して、法で供養してください。皆さんはセヤードーの教えたとおりに戒・定・慧を実践しています。
セヤードーの教えるお釈迦さまの法の通りに実践したら、法で供養することになります。
皆さんが、教えられた通りに実践して結果を得たらセヤードーもとても嬉しいです。これは財産で供養することよりももっと高い供養です。だからセヤードーの教えるお釈迦さまの法の通りに実践して法で供養してください。このことを理解してください。

それでは、セヤードーの徳と恩を、心の行為で念じて、身体の行為で合掌して、口の行為でオ―カーサ礼拝を唱えるとき、完全な供養をすることになります。それでは、礼拝しましょう。

(参加者一同、
オ―カーサ礼拝)

このように、今年仏暦2557年ウェーサーカお祭りとセヤードーの勲章授与お祝い儀式の中で、ブッダ・ダンマ・サンガの三宝と恩師たちの徳と恩を念じて尊敬合掌して礼拝した功徳によって、ブッダの教えが栄えるように行った徳、ブッダの教えによって幸福をもたらすために行った徳、ブッダの教えを守るために行った徳、大長老の徳、戒・定・慧の徳、このような徳に満たされた尊敬すべき特別なセヤードーに、皆さんの身体の行為で尊敬合掌した礼拝の功徳、皆さんの口の行為でセヤードーの徳と恩を言葉に表して唱えた功徳、皆さんの心の行為でセヤードーの徳と恩を心の中で繰り返して繰り返して念じて喜んだ功徳、セヤードーの徳と恩を念じて、お花、お布施、食べ物・飲み物などの皆さんの財産から供養した布施の功徳、皆さんがセヤードーの教えたとおりに三帰依と五戒・八戒を守り、慈悲の瞑想・ヴィパッサナー瞑想を実践することによって法で供養した功徳、これらすべての功徳によって、皆さんの全ての苦しみから離れて、皆さんの一切の願いがかなえられますように。

(参加者一同、
「そうなりますように」)

皆さんお楽にしてください。このようにブッダ・ダンマ・サンガの三宝と恩師たちの徳と恩を念じて尊敬して供養してください。尊敬するべきことを尊敬して供養する人には9つの結果があるといわれています。このことについて勉強しましょう。

尊敬するべきことを
尊敬して供養する
9つの結果

心身ともに元気になる

ある人は尊敬すべきことも分からない。供養すべきやり方も分からない。分からないから、心身共に元気にならない。皆さんはそうではない。尊敬して供養すべきことを尊敬して供養しているので、皆さんの人生は変わります。このことを分かってください。

自分自身の徳と恩が高まる

自分の徳がだんだん、だんだん高くなります。なぜなら、尊敬して供養すべきことを尊敬して供養した功徳によって、自分自身の人生の徳と恩が高く高くなります。

優れた理性を備える

善悪を判断する理性、能力がだんだん高くなります。

智慧が増大する

正しい真理がわかる智慧が増大する。

相手から尊敬され供養される

尊敬して供養すべきことを尊敬し供養することによって、自分も尊敬される人になります。だから、相手からも尊敬され供養されます。

善友、法友が自分の周りに増える

尊敬して供養すべき人々を尊敬し供養すれば、善い友だち、法の友だちが自分の周りに増えます。

サマタ瞑想を実践すれば心が安定する

なぜなら、尊敬して供養すべきことを尊敬し供養したから、心が安定静かになります。慈悲の瞑想などのサマタ瞑想を実践したら禅定が出やすくなります。

ヴィパッサナー瞑想を実践すれば智慧が顕れる

尊敬して供養すべきことを尊敬し供養したから、ヴィパッサナー瞑想を実践しても洞察・観察の智慧の段階が高くなります。

道の智慧・果の智慧、涅槃の因縁になる

尊敬して供養すべきことを尊敬し供養すれば、道の智慧・果の智慧、涅槃の因縁になります。

尊敬するべきことを尊敬して供養する人には、これら9つの善い結果が顕れます。お釈迦さまがおっしゃったように「尊敬すべき人々を供養することは最上の吉祥」なのです。
それでは、皆さん後半の勲章の授与の説法は以上です。この説法を聴いたので、皆さんは喜びの心で三回サードゥ、サードゥといいましょう。

サードゥ サードゥ サードゥ

身・口・意の行為で心を込めて礼拝

身・口・意の行為で心を込めて礼拝

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