令和4年 ご挨拶

2022年2月15日(火)

新しい年を迎え、ブッダ・ダンマ・サンガの徳と恩を念じ謹んで三宝に合掌礼拝申し上げます。
また、すべての生きとし生けるものが健やかであり心安らかに幸せでありますようにと念じ申し上げます。

昨年令和3年(2021年)は、バッダンタ・ウ・ニャーヌッタラ大長老ご来日25周年淨心庵の開庵30周年という記念すべき大切な年を迎えました。春には新しい「淨心庵・戒壇(Simā)建物」が竣工し、3月の満月のウポサタの日に「淨心庵戒壇(Simā)建物を開く吉祥儀式」を執り行いました。

大長老は、ミャンマー国の新年にあたる日を機に、この新建物で諸々の活動や行事が行えるようにと、事前に準備を整えてこられました。そして4月の新月のウポサタの日から「新・淨心庵戒壇第一回瞑想会」として御独行で「八日間聖なる沈黙特別瞑想」に入られました。4月17日(土)ミャンマー国の新年の翌日に瞑想最終日を迎え、「特別ご回向会の儀式」が執り行われました。

このようにして大長老の大いなる御慈悲と、完全なる三宝と比丘サンガの戒・定・慧の威力によって、すべての生命に善い結果をもたらし世界平和に繋がる吉祥なる聖地として「純粋なお釈迦さまの教えが伝わるために品位を保つ淨心庵戒壇」が世界に開かれました。この日を境にウェーサーカお祭りをはじめ、年3回の10日間宿泊瞑想会第10期特別瞑想会ほか、諸々の儀式が執り行われました。

令和4年(2022年)は、ミャンマー国から奉送されたシェーダゴンパゴダ形仏塔が日本に上陸し、淨心庵精舎に無事到着しました。そして、その御奉迎儀式などが大導師であられる大長老のお導きによって順次執り行われました。引き続き今後は法隆寺形五重塔と共に、淨心庵新・戒壇建物屋上に奉納御安置するための設置や付帯工事などの準備段階に入って参ります。

当会の活動や情報につきましては、東京・新宿においては、新型コロナウィルス感染症の影響に鑑み、引き続き休止とさせていただき、マッジマー・パティパダー通信誌の不定期発行を続けながら、日本上座仏教修道会公式WEBをはじめFacebookにおいても、随時お知らせして参ります。
さらに、大長老を導師として執り行っております上座仏教の伝統的な儀式や特別なご説法などは、Facebookなどインターネットを通じて公開し、世界の人々が、不安や苦しみから解放され安楽を得るために心から念じ、真理・真実を求めるご縁がある人々へ、お釈迦さまの教えが伝わるための活動として取り組んで参ります。
偉大なる大長老の徳とご恩のおかげで、昨年中皆さまと共に積むことのできた、すべての功徳を随喜申し上げ、ひとえに三宝と大長老をはじめ、ミャンマー・日本人の皆さまの多大なるご尽力を賜りましたことに謹んで御礼申し上げます。

引き続き、大プロジェクトの完成に向けて、純粋なお釈迦さまの教えが永く日本の地に伝わるように、世界平和への礎となるように、大長老のご指導の下、三宝を拠りどころとして、涅槃へ至る八正道(戒・定・慧)を真摯に実践し波羅蜜を積んで参ります。
皆さまのあたたかいご支援、応援を、何卒宜しくお願い申し上げます。

純粋なお釈迦さまの教えが永く存在するための淨心庵「シーマー(戒壇)・仏塔建立」のための特別な功徳は将来にわたって善い結果をもたらします。お布施を希望される方は、当会ホームページのお布施のご案内をご参照ください。
また、上座仏教修道会維持のためのお布施を始め、通常のお布施も受けつけております。

Idam no puññam nibbānassa paccayo hotu.

皆さまと共に私たちが積んだ
多くの功徳によって
涅槃への因縁になりますように

Buddha sāsanam ciram tiṭṭhatu.

お釈迦さまの教えがなくならないで
永く存在できますように

Sādhu Sādhu Sādhu

サードゥ サードゥ サードゥ

仏暦2565年 西暦2022年
 令和4年2月15日 満月のウポサタの日
日本上座仏教修道会 代表 吉田 郁子

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