6月の満月の日に説かれた「大集会経」-最終回
2016(平成28)年6月20日
於 満月のウポサタ淨心庵精舎での朝の法話
神々・梵天たちは聖者になる
これらの「6つの性質とぴったりの対機説法」が終わった途端、たくさんの神々・梵天たちは阿羅漢聖者になりました。
また、その他の神々・梵天たちも、預流者、一来者、不還者の聖者になりました。
お釈迦さまが説かれた、このマハー サマヤ スッタを聴いた神々・梵天たちは、やわらかく軽安な心となり、五蓋(ごがい)から離れて、心が清淨になりました。そのことを知られてお釈迦さまは、次にサームッカンシカ ダンマデーサナーという最も優れた法である四つの真理を説かれました。
このお経が終わった途端、十万億の神々・梵天が阿羅漢になりました。預流者になった神々は数えることができません。
神々・梵天たちは、このマハー サマヤ スッタを聴くとき、自分の名前と系列を聴いたので、とても嬉しくて、喜びにあふれ、このお経を信頼し尊敬しました。
今でも神々は、「マハー サマヤ スッタ」を聴くために耳を澄まして、あちらこちらへ行っていると言われています。
このようなことから、今でも比丘たちは、世間と出世間の両方に善い結果を得て吉祥が現れるように、新しい土地、新しい家、新しいお寺、新しい村、新しい町などを建てるところでは、この「マハー サマヤ スッタ(大集会の機会に説かれたお経)」を特別に唱えるべき大切なお経として、昔から今現在まで、伝統的に唱えてきました。
特に、6月の満月のウポサタの日には、三宝の徳と恩を念じて、この「マハー サマヤ スッタ(大集会の機会に説かれたお経)」を伝統的に唱え続けています。
それでは、今日、特別な6月の満月のウポサタの日に説かれた「マハー サマヤ スッタ(大集会の機会に説かれたお経)」の説法を聴いたので、皆さんは喜びの心で、3回、サードゥ サードゥ サードゥ といいましょう。
サードゥ サードゥ サードゥ
(唱 和)