ニャーヌッタラ大長老の説法
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2月の特別な満月の日-4

2022(令和4)年2月15日
於 新・淨心庵戒壇

  1. サーリプッタ尊者が阿羅漢になる日
  2. サーリプッタ尊者に偉大な智慧がある右腕の地位を与えられる日
    モッガラーナ尊者に偉大な神通力がある左腕の地位が与えられる日
  3. ラージャガハ国竹林精舎に、奇しくも1250人の比丘サンガが、誰かに招待されたわけではなく、自然と集まっておられた特別な日
  4. 諸仏が オーヴァーダ パーティモッカ(教え戒め・戒律)を説かれた日

この説法を聴いたので、皆さんは喜びの心で、サードゥ サードゥと言いましょう。

サードゥ サードゥ サードゥ

お釈迦さまご在世の時、このような特別な満月のウポサタの日には、特別なご説法を説かれました。8月の満月の日は慈経が説かれた日、9月、10月には安居明けの満月の日、このような特別な満月の日の出来事やその日に説かれたお釈迦さまのご説法について、機会があれば、本を出します。
お寺に住んでいるとき、お釈迦さまの履歴について、テーラワーダ仏教の伝統について、この日はこのような日、と理解できると気持ちもいいです。喜びも増大します。だからセヤードーはお寺に集まっている皆さんの前に、今日の特別な満月の日にブッダの履歴から説法しました。

今現在、世界は大変です。コロナなどの病気をはじめとして、他の国では地震などの自然災害も生じています。飛行機も運休し、レストランなどの飲食店も早く閉まっています。経済もよくない。地震についても、専門家は日本はまた大きな地震が起こるかもしれないと発表しています。
色んな国で色んな問題が起きています。亡くなった人々もたくさんいます。大きな問題は、国によっては戦争になっていることです。ミャンマーも大変です。

そのような中、シェーダゴンパゴダ形仏塔が日本の淨心庵精舎に届くのはとても幸福です。

危険とはわからない。生き物とは危険の中で生きている。自然とはどうなるかわからない。だから元気になるように自分の心と身体によく気付いて注意して自分自身をよく守ってください。元気な時にできる功徳を積んでください。
お寺の人であれば毎日、戒・定・慧をできるだけ守って、慈悲の瞑想、ヴィパッサナー瞑想を実践しています。その積んだ功徳をすべての生きとし生けるものが健やかであり、危険がなく心安らかに幸せでありますようにと、心を込めて念じて、よく回向してください。

それではこれから、セヤードーとお寺の皆さんは、慈経はじめとして、ブッダの九徳・ダンマの六徳・サンガの九徳、厄除け経まで心を込めて唱えましょう。

「慈経メッタスッタ~厄除け経」読経

このようにシーマー戒壇の中で唱えるのは特別な功徳です。それぞれ自分の戒・定・慧の力もあるし、お釈迦さまが説かれたお経の力もあるから、世界に善い結果をもたらします。

それでは次にメッターを送る11の言葉を唱えましょう。

  • 約25年前大長老がお釈迦さまの説かれた慈経を日本語に要約

「メッターを送る11の言葉」唱和

「ヴィパッサナー瞑想」実践

今日、セヤードーは、ブッダの履歴の中から、特別な2月の満月の日について説法しました。その聞法の功徳をはじめとして、三帰依、戒律、瞑想、作務など、今日行われたすべての功徳を生きとし生けるものに回向しましょう。

「回向文」唱和

最後に、Buddha sāsanaṃ ciraṃ tiṭṭhatu.
お釈迦さまの教えがなくならないで永く存在できますように、を唱えましょう。

Sādhuサードゥ Sādhuサードゥ Sādhuサードゥ

(終わり)

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