ニャーヌッタラ大長老の説法
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お布施について(第6回)

2017(平成29)年8月12日 午前7時30分
於 淨心庵精舎瞑想堂

菩薩も、ブッダに成るためには、布施が必要です。ブッダに成らない限り、輪廻の中で、このナーマ・ルーパが困らないように生活できるようにするには布施しかありません。

ですから、布施をするとき、信じる力とヴィパッサナー智慧を具えて、できる限りの布施をしてください。

布施の功徳は、皆さんだけではなく、セヤードーのような大長老や比丘も行っています。

皆さんは、セヤードーの誕生日や、様々な儀式のとき、布施をして功徳を積んでいます。その布施の中からセヤードーもふさわしい布施をしています。

お釈迦さまの教えを伝えるために、必要なところを観て、日本の中においてもこの淨心庵精舎をはじめとして、またミャンマーに帰っても、お寺や、比丘サンガの必要なことを観て、セヤードーと、上座仏教修道会のお金で、ふさわしい布施をセヤードーは行っています。

布施は大事なことです。布施は、世間の功徳も得ます。智慧があれば出世間の功徳も得られます。
ですから布施とは、比丘であっても在家であっても実践するべきです。

自分のできる布施を、皆さんの信じる力、智慧の力、ヴィパッサナー智慧の力を具えて、心を込めて行ってください。

布施の功徳は、世間の結果、出世間の道の智慧、果の智慧、涅槃へ至るまで、善い結果をもたらします。
このように皆さんは信じて、自分のできる布施をして、瞑想も頑張ってください。と、セヤードーは話したい。

今日の10分の説法は以上です。それでは、礼拝しましょう。

2017年11月3日(金)ウポサタの日、日本上座仏教修道会創立以来、初めて淨心庵において、安居明けの比丘サンガに”特別な衣“を供養する「カティナシーワラダーナ」のお祝い儀式が実現いたしました。

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