【浄心庵 開庵20周年】2011(平成23)年 夏期10日間宿泊瞑想会を終えて

2011年8月27日(土)

淨心庵は今年10月で開庵20周年を迎えます。
お釈迦さまの教えの中に「正しい真理、正しい智慧を得るために教え戒める師を探してください」とあります。20年前に淨心庵を開かれました竹田先生がニャーヌッタラ長老を招待されたことによって、私たちは教え戒める正しい師に出会うことができました。

それ以来、ニャーヌッタラ長老の並々ならぬご努力と忍耐によって、2555年前のお釈迦さまの教え通りに戒定慧・八正道を実践する場所がこの日本の地に開かれてまいりました。ブッダ・ダンマ・サンガの三宝の力を深く感じ、三宝の師であるニャーヌッタラ長老の限りのない徳と恩に心より感謝申しあげる次第でございます。
ニャーヌッタラ長老は「正しい師、教えを実践する場所、季節、食事、お世話する人、これら5つの原因がそろうとき瞑想ができます」と常々教えられています。この20年の間の竹田先生をはじめとする会に関係するすべての方々の大変なご尽力によって、それら「正しい師、教えを実践する場所、季節、食事、お世話する人」という瞑想ができる5つの原因がこの淨心庵精舎にも備わっております。

おかげさまで、このような10日間宿泊瞑想会を1年に3回、淨心庵精舎で行うことができるようになりました。参加された瞑想者の方々の感想からはお釈迦さまの直接の教えに出会った喜びが伝わってまいります。
開庵20周年を迎えた今、これからも、瞑想者の方々がニャーヌッタラ長老からお釈迦さまの直接の教え・八正道を実践できる環境が維持されるように心を新たにしております。

今期瞑想会参加者の方の感想の言葉をいくつか紹介させていただきます。

外は暑くとも体に汗はかいても涼しく清々しい気持ちで過ごす事ができました。

西田喜久子(63歳)

ヴィパッサナーではこの身を自分だと思うことが減って、ただのエネルギーの流れと、ただの物体と感じました。

新屋ひろみ(46歳)

瞑想だけに集中できるシステムはありがたく感謝致します。セヤードー(長老)のお話はここに来る事のできた意味を話されておられましたが、本当に心にしみました。

青木まち子(64歳)

朝から夕方までインタヴューをされて一人一人真心で接するセヤードーのお姿に感銘を受けました。

松林克樹(49歳)

周りの方々の高い集中力にも恵まれ私も集中できたように思います。すごく恵まれていたと思う。

田口祐司(31歳)

『仏教』とは頭で考えるものではなく、ブッダの教えの実践である、というあたりまえのことを心の底から確信できた10日間でした。

深谷雄一郎(32歳)

瞑想が心を浄化するということを実感し、また、悪い心がその進歩を止めるということも実感しました。セヤードーの適切な御指導に感謝致します。

坂野斎(50歳)

いろいろな方のサポートにより、とても気持ちよく修行に専念することができました。これだけ、修行者の為に設備が整い修行の過程をすぐ近くで教え戒める師がいて、という場所が日本にあることに驚き感動しました。

宮本利正(36歳)

作務をさせて頂くことで、大きな功徳を積むと共に様々な勉強もさせて頂きました。

北村陽子(35歳)

  • お名前とご年齢は、本人の了解を得て、掲載させていただいております。

今回は高校生から、ご年配の方にまで食事のご供養をはじめとする瞑想者のお世話などの功徳行をなさっていただきました。瞑想会を支えて下さった皆さまに心から深く感謝申し上げます。

すべての生きとし生けるものが
健やかであり 危険がなく
心安らかに しあわせで
ありますように

2011年10月
淨心庵スタッフ一同

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