2024(令和6)年 ゴールデンウィーク10日間宿泊瞑想会に参加された方々の感想

2024年6月30日(日)

令和6年4月26日(金)~5月5日(日)、ゴールデンウィーク10日間宿泊瞑想会を、淨心庵戒壇の建物においてコロナ感染症の感染防止対策につとめて開催し、細心の注意を払いながら無事に終了することができました。瞑想期間中に、今回は四国、関西、関東、東北から、そして日本在住及び来日されたミャンマー人の方々も含め、のべ77名に及ぶ瞑想者や功徳行者、参拝者が来庵されました。

期間中の4月28日(日)には、元駐日大使で、淨心庵戒壇・仏塔建立について大きな功徳を積んでおられるH.E.U KhinMaungTin閣下のご家族が、淨心庵比丘サンガをはじめとして瞑想会参加者全員に朝食・昼食をご供養され、午後からは大長老を導師として「吉祥なる回向会」が執り行われました。
5月4日(土)には、ミャンマーヤンゴンから来日中のナーガセーナ長老が弟子比丘様2名と共に来庵され、瞑想会参加者一同は教え戒めとして、「聖者・預流者になる為の四つの条件」という特別なご説法をニャーヌッタラ大長老のご通訳で賜る機会に恵まれました。

また毎朝の礼拝時には、大長老より10分間ご説法として、「礼拝」にはじまり「SamathaとVipassanā」、「Pītī喜び」についての実践に即した教えを連日賜り、最終日には「善喜で生きているのは幸せ」という教え戒めを、法のお土産として頂きました。

三宝と大長老をはじめとして、ゴールデンウィーク10日間宿泊瞑想会を支えてくださった会員、関係者の皆さまに心から感謝と随喜申し上げます。 皆さまの行われたすべての功徳によって、皆さまとご家族の皆さま、世界のすべての生きとし生けるものが、健やかで危険がなく 心安らかに 幸せでありますように。

Sādhuサードゥ Sādhuサードゥ Sādhuサードゥ

瞑想会参加者の感想文を一部ご紹介いたします。

大長老・精舎の方々・功徳行者・修行者の皆さんのお蔭で無事に円成させていただきました。特に年老いると老化のため動作が遅く、物忘れが上手になって、皆さんの手助けを受けることが多くなりました。生かされているのは、功徳をもっと積むようにとのことかと思っています。また、夏休み宿泊瞑想会にも参加させていただきたいと考えています。

Z.K.(84)神奈川県

今回も完璧に整えられた環境で瞑想に十日間入らせていただくことができました。瞑想会2週間ほど前、吉田代表から別件でお電話をいただいた際、定員が残り1名であることを伺い慌てて申し込み、ギリギリで最後の1名枠に入れていただきました。最初の面接でセヤードー・大長老は、アタノ・カンマ・ウィスディ(業清浄)は、自分の行うことは清らかだなあと分かることですと、お話くださいました。家から離れ三帰依と共に八戒を守り、清浄なシーマー戒壇の瞑想堂で瞑想させていただいた十日間は、カンマ・ウィスディの日々でした。毎朝のご説法で大長老は、心の汚れ、貪り・瞋り・無明・慢・恨みを消す2つの実践法、止(サマタ)と観(ヴィパッサナー)について順を追って段階的に教え戒めてくださいました。お経を心を込めて唱えることで生じる喜び(サマタ・ピーティ)、ヴィパッサナー瞑想の実践によって生じる喜び(ヴィパッサナー・ピーティ)。そして、喜覚支(ピーティ・サンボーゼンガ)まで。そして最後、お釈迦様が正覚を得られた時の喜びについてご説法くださり、お釈迦様の言葉、パーリ語で感興の偈を唱えてくださいました。お釈迦様の喜びは計り知れず、当然、知る由はないのですが、大長老の唱えて下さるお経を耳で聞かせて頂いて、お釈迦様の喜びを想像するだけで、喜びの心が大きく生じました。今回は、ミャンマー共和国の大変地位の高い方のご家族の尊いお布施があり、吉祥なる回向会に参列することが出来ました。また、バッダンタ・ナーガセーナ長老がお二人の比丘様と共にご来庵され、バッダンタ・ニャーヌッタラ大長老、ケーマーナンダ比丘様、合わせて5人の比丘様をこの目で見て、お経を、ご説法をこの耳で聞くことができました。最後の日、大長老は、参加された方々全員の積んだ功徳を回向してくださった後、続けて母のお布施について回向してくださいました。参加された皆さまと共にサードゥ サードゥと随喜したとき全身が喜んでいるようでした。
セヤードーは、「最初から最後まで参加できた人は幸運です。一つの功徳を積むのは簡単ではない、原因が揃うときできます」とお話くださいました。吉田代表から、あのお電話を頂戴していなければ、この十日間はありませんでした。おかげ様で、原因が揃って本当に充実した吉祥なる十日間を過ごすことができました。感謝以外言葉がございません。吉田代表はじめ、お寺の皆さま、功徳行者の皆さまは、少ない人数で大勢の瞑想者の食事の支度から、様々な儀式の準備までなさっていらっしゃいました。並大抵の精神力でできることとはとても思えません。心よりお礼申し上げます。本当にありがとうございました。
(その他)
完璧な環境で、吉祥なる十日間を過ごさせていただきました。ありがとうございました。

浅田朝夫(65)東京都

今回で瞑想合宿は5回目の参加となりました。実は4月29日は去年から楽しみにしていた高校の同窓会の日だったのです。瞑想合宿の日程と重なっているのを知った時には随分悩みました。30日からの参加では5日間のみになってしまいます。前回のお正月の瞑想合宿で子供や孫たちと会う都合上、後半5日だけの参加にしてしまい、そのあまりの短さにびっくりした経験上、どうしてもそれだけは避けて10日間フルに出たかったのです。家で前もって瞑想をアップしていく準備をしていたとしても瞑想が瞑想として体をなすだけで5日以上かかってしまうからです。しかし煩悩の力は強く、「29日単独で日帰りで奈良まで帰って」とかもいろいろ画策しました。ようやく数日前に決心が着いて、同窓会をキャンセルしました。こうなると逆にさばさばして、元気に合宿に励んでおりましたが、なんと……29日の礼拝時、長老不在でインタビュー中止……今出れば今日2時の同窓会に間に合う! そこで私の下した選択は……「同窓会1次会から3次会までの間、つまり午後1時から9時までの8時間気づきを絶やさず休まず戒壇堂で瞑想し続ける」でした。昼食後に先にシャワーを浴びトイレを済ませてその日は8時間(同窓会分)戒壇堂に籠ったのでした。自己新記録樹立です。私は退職してから「瞑想を仕事」として淡々と暮らそうとしてきました。仕事だから8時間ぐらいできなくては偉そうには言えません。これで正社員になれますかね(笑)。
最後に今回の瞑想合宿の成果はどうだったと言われれば軽安覚支と喜覚支の体験腹落ちをさせていただきました。大長老、代表はじめお世話になった皆様ありがとうございました。

KY 奈良県

長老のご説法はとても関心深いものだった。最初は瞑想が苦しかったけれど半分終った位から気持が楽になって来た。良く眠れました。お釈迦様のご説法はすばらしい。

匿名

対機説法のおかげで霧が少し晴れました。特に歩く瞑想では、初めて自転車が乗れるようになった時の感覚のような感じをつかむことができました。これで修業にはずみがつきます。ありがとうございました。
(その他)
パーフェクト。3Fシーマーの廊下での座る瞑想、特に落ち着いて、できました。

K.F.(71)愛媛県

今回は昨年夏期10日間宿泊瞑想会、年末年始10日間宿泊瞑想会に続き3回目の参加となりました。5日間の参加となりましたが集中して瞑想を実践することができました。ニャーヌッタラ大長老様より喜びについての説法を学び、回向文をより心を込めて声を出すようになりました。またナーガセーナ長老様の4つの条件は、あらためて瞑想の目的を確認することができました。今後も聖者の智慧を目指して努力します。

匿名

充実した3日間でした。淨心庵は良き師、良きサンガ、良き法友、正しい法そして素晴らしい環境の整ったところです。ここでは(正しい言葉の使い方かどうかわかりませんが、)不善心を養うことがありません。最高のGWの過ごし方だと思っています。休み明けからは日常生活に戻る訳ですが、リフレッシュというか、最高の燃料を積み込んで人生の旅を続けたいと思います。

N.H.(60)東京都

今年のゴールデンウィーク宿泊瞑想会も元気に終えることができました。教え、戒めてくださる恩師であるニャーヌッタラ大長老をはじめ、吉田様、比丘の皆様、佐竹様、作務の皆様、上座仏教修道会の皆様の支えがあってこそと、感謝申し上げます。今回も、元大使であるミャンマーのご家族の方の大きな功徳を積まれたことによる、大回向会と、ミャンマーからの三名の比丘様、バッダンタ・ナーガセーナ大長老とお二人の弟子の比丘様がご来庵され、大長老からはご説法をいただき、喜びの心で一杯です。ニャーヌッタラ大長老より朝のご説法と午後からの対機説法をお聞きし、大長老がご説法されるように、お釈迦様の教えのある時期に、人間に生まれ、人間に生まれても、法を聞くことができ、法があっても実践することができ、これら、得がたい幸運に恵まれたことを、よく理解し、日々、唯一の人間解脱の道である八正道を実践し、精進していきたいと思います。そして三宝への功徳の喜びにたくさん満たされるように、頑張っていこうと思います。一緒に瞑想に励んで下さった善友の皆様、ありがとうございました。
サードゥ サードゥ サードゥ
吉田様、作務の皆様、いつも細やかにお心をくばって頂きありがとうございます。少ない人数で本当にお心遣い感謝いたします。頭の下がる思いです。

O.S.(72歳)大阪府

今回GW宿泊瞑想会に参加させて頂き、心から感謝申し上げます。ニャーヌッタラ大長老様、吉田様、ケーマーナンダ様、アディパンニャーナンダ様、アーローカナンダ様、佐竹様、作務の方々、瞑想者の方々、上座仏教修道会会員の皆様、有縁の方々にお礼申し上げます。前回、前々回の瞑想会から食事の面で御迷惑をおかけし、食堂で坐るたびにお心使いに感謝しました。修行が最終日まで実践できたのも皆様のおかげです。何度も来庵を重ねる毎に、周りの方々に支えられての修行であると実感しております。本当にありがとうございました。皆様の『徳と恩を感じて尊敬合掌して礼拝致します』というお経のお唱え文の通りです。これからも日々精進し、この唯一の道を歩んでいきたいと思います。また、今回はミャンマーからナーガセーナ大長老様と2人のお弟子様の比丘様も来庵され、お会いすることができたのは、心からの喜び、善喜でした。淨心庵に5人比丘様がそろい、そのエネルギーをすごく感じ、礼拝時に感極まり、涙がこぼれそうになりました。サルナートで感じたようなエネルギーを感じました。このような機会を与えて下さりありがとうございました。また朝の説法で大長老様が喜についての説法をして頂き、そしてナーガセーナ大長老も喜びを何度も口にされ、また、その比丘様方に会う喜びにつながり、最後に善喜で生きているのは幸せという大長老様の説法で宿泊瞑想会が終了となり、私の心も善喜であふれることとなりました。信、智慧、ヨニソマナシカーラ、精進の4つを心にとどめ、ヴィパッサナー智慧が増大しピーティが喜覚支へつながるように今後とも精進していきたいと思います。
皆様ありがとうございました。皆様の積まれた功徳にサードゥ サードゥ サードゥ

Y.Y.(60歳)大阪府

I found the key to happiness. It become nothing. I would like to continue spreading the word in Japanese as best I can. I hope to participate again.
幸せの鍵を見つけました。何もなくなりました。
これからも日本語でできる限り伝えていきたいと思います。また参加したいと思います。

MAY AUNG(62歳)愛知県

私は昨年夏の瞑想会からの2回目の参加になります。この度もセヤードーをはじめ淨心庵精舎の方々には大変お世話になりありがとうございました。この度の瞑想会も、セヤードーの情熱を感じる会でした。特記できることは、個人面談の時、歩く瞑想を実践で教えてもらった時、他の方のを真似してゆっくり歩いてたら、「山崎さんはふつうに歩いていい。その人に合わせて指導している」と言われました。私は、勝手に“型”があると思ってました。少し驚きました。それから次の日の瞑想の時、教えていただいた歩く瞑想を行なって、その後、座る瞑想を行なったら、すぐに静寂の映像?感覚?が出現しました。ほんの少しの間でしたが、そしてまた限局した範囲ででしたが、それを観ている私の意識も感じられ、初めての体験でした。映像はおそらく静寂としか言い様がないのでしょう。濃密でクリアでした。(面白いことにその後でまた同様に行なってみたら全然いけません。欲がジャマしたのでしょう。)セヤードーの御指導情熱の賜物と思います。セヤードーにもご報告しました。一緒に喜んでいただけました。ありがたい体験をさせていただきました。家に帰っても続ける動機と励ましにもなりました。ありがとうございました。

山崎陽子(64歳)秋田県

功徳行7泊、瞑想2泊させていただきました。今回は、大回向会という大きな行事があり、ミャンマー人のお客様や比丘サンガの皆様がいらしたり、功徳行として今までにないとても貴重な体験をさせていただき喜びが多い充実した10日間でした。
セヤードーの朝のご説法が“喜び”についてでしたので実感することができました。いつも丁寧に解りやすく説いてくださるのでありがたいです。7日間の功徳行を経て瞑想に入る際には、前よりも早く集中できたことは驚きでした。
淨らかな淨心庵でたくさんの功徳を積めてしあわせです。
セヤードーをはじめとして、吉田様、淨心庵の常住者様、瞑想者の皆様、功徳行者の皆様、関係者様に感謝申し上げます。

熊谷寿子(60代)千葉県

  • お名前とご年齢は、本人の了解を得て、掲載させていただいております。
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