2025(令和7)年 ゴールデンウィーク10日間宿泊瞑想会に参加された方々の感想

歩く瞑想で食堂へ

「食事についての観」を唱和

淨心庵・瞑想堂正面
令和7年4月26日(土)~5月5日(月・祝)、淨心庵戒壇の建物において、大導師バッダンタ・ニャーヌッタラ大長老のもと、ゴールデンウィーク10日間宿泊瞑想会は無事に終了することができました。瞑想期間中に、今回は関西、関東から、そして日本在住ミャンマー人の方々も含め、のべ65名に及ぶ瞑想者や功徳行者、参拝者が来庵されました。
瞑想会初日は新月のウポサタの日から始まり、比丘サンガの戒律の儀式である「サンガ・ウポサタ」と、「瞑想者受戒」の儀式が執り行われ、吉祥なる瞑想会が開かれました。
期間中、4月27日(日)、4月29日(火)は、大長老のお導きの下、ミャンマーの皆さまの法要が執り行われ、三宝と大長老の徳とご恩に尊敬合掌して、淨心庵比丘サンガをはじめとして八正道(戒・定・慧)を実践している瞑想者、功徳行者、来庵者に昼食ご供養され、積まれた功徳を回向されました。
毎朝の礼拝時には、バッダンタ・ニャーヌッタラ大長老より10分間ご説法として「人間に生まれる事は得難い」に始まる“ドゥッラバ(Dullabha)得難い”事についての説法を連日賜りました。最終日前日には「三つの力で涅槃へ向かう」として、上座仏教における瞑想者の歩む道筋を段階的に説き示され、最終日には「自分の心を善くなるように自分自身で育てる」という教え戒めを、法のお土産として頂きました。
三宝と大長老をはじめとして、ゴールデンウィーク10日間宿泊瞑想会を支えてくださった会員、関係者の皆さまに心から感謝と随喜申し上げます。 皆さまの行われたすべての功徳によって、皆さまとご家族の皆さま、世界のすべての生きとし生けるものが、健やかで危険がなく 心安らかに 幸せでありますように。
Sādhu Sādhu Sādhu
瞑想会参加者の感想文を一部ご紹介いたします。
大長老、寺の皆さん、瞑想修行者、功徳行者など多くの人々のお蔭で元気に予定の瞑想期間を終えることができて、感謝しています。また、夏季瞑想合宿にも参加させていただければと思っています。
Z.K.(85)神奈川県
今回はGW10日間宿泊瞑想会のうち、4月28日から5月3日迄の5泊6日の瞑想会に参加させて頂いた。気候がとても穏やかで瞑想三昧の毎日であった。いつもなら私が最年長であったが、今回は私より高令の方が参加され瞑想に専念されていてとてもはげみになった。セヤードーからは、前回同様に歩行瞑想方法のご指導を中心にいただいた。これまでは手を前に組んで歩行瞑想していた。目線が下がり姿勢が猫背になり勝ちであったが、手を後ろに組んでも良い事をご指導頂き、姿勢が改善された分背筋が真直ぐになり、スムーズに歩行瞑想ができるようになった。最後になりましたが、期間中ご指導頂きましたニャーヌッタラ大長老様と吉田正学女様、比丘様方に感謝申し上げます。
平野義夫(78歳)千葉県
おかげ様で10日間全て瞑想で入らせて頂くことが出来ました。大長老のお導きで回を重ねる毎にお釈迦様の教えが近く感じられるようになりました。大長老の大慈悲は世間的な慈悲ではなく輪廻解脱、涅槃へ至る為の大慈悲心であることが、十日間の通しての朝の連講、対機ご説法であらためてよく分かり、信の力が強くなりました。我見にもとづいたセンニャー(想)の世界を滅して正見が出るように、布施・戒律・聞法・瞑想をくり返しくり返し行い功徳・善行を積ませて頂くしかないと心をあらたに致しました。大長老はじめ正学女様、お寺の皆様ほんとうにありがとうございました。これからも精進して参ります。よろしくお願い申し上げます。
浅田朝夫(66)東京都
身体機能が低下する60才台(ハーニダッサカ)の瞑想者に合わせたヴィパッサナー瞑想の方法を教えていただきました。身体の中の血流と呼吸に注意しながら身体の動きへの気付きを強化する方法です。おかげ様で体調改善しました。ありがとうございました。
影山幸雄(64歳)東京都
3日間という短い期間でありましたが、瞑想に入らせて頂きありがとうございました。この期間はお寺の皆さまで作務をなされていたと後で知り、ありがたくかたじけないことでございます。肝腎の瞑想のほうは3日間ですと初日、二日目、三日目と世間で着けてきた心の塵が少しずつとれ心が整ってきてさあ、これからという時に終わりを迎える様な気がいたします。近い将来にもう少し時間の余裕が生まれることを祈念して、その時はまとまって瞑想修行に入りたいと思います。とは言え、短くてもお寺に入ることは日常生活では味わうことの出来ない特別な体験です。真理を識られた我が師にその時々に教え戒めて頂けることはこの上なく幸せなことです。最終日のニャーヌッタラ大長老の渾身のご説法、自分の心しか頼りになるものはありません。自分の心が良くなるように自分の心を育ててください。との戒めを伴走者として日々の生活に取り組んでいきたいと思います。布施をしてくださった皆さま、お寺の皆さま、ご一緒に修行してくださった法友の皆さまありがとうございました。
N.H.(61)東京都
昨年のゴールデンウィーク瞑想実践会に参加して以来、体調をくずし、1年ぶりに6泊7日と短期間でしたが、参加でき嬉しく思います。恩師セヤードーはじめ、吉田様、比丘様方、佐竹様、作務の方々、ご一緒に瞑想修行に入って下さった皆様、全国の会員の皆様の支えのおかげ様で心身共に元気に終えることができました。この7日間は、法と共に過ごすことができ喜びに満たされています。ありがとうございました。日常生活でも、セヤードーの教えのとおりに励み、自分の心が善くなるように、戒定慧をよく守って、自分の六門に注意し、自分の身口意の行為が善なる行為を行うことを、努力していきたいと思います。皆様がお元気でお幸せでありますように サードゥ サードゥ サードゥ
S.O.(73歳)大阪府
今回のGW宿泊瞑想会に参加させて頂きありがとうございます。セヤードー、ケーマーナンダ様、吉田様、アディパンニャーナンダ様、アーローカーナンダ様、佐竹様、瞑想修行者の皆様、功徳行の皆様、上座部仏教修道会の会員ならびに有縁の皆様方に感謝申し上げます。サードゥ サードゥ サードゥ
Y.Y.(61歳)大阪府
今回の瞑想会は1年ぶりの参加となりました。久しぶりの宿泊瞑想会で瞑想できるか心配でしたが、シーマーの中では心がすぐに落ち着き、このエネルギーのおかげ様で最後まで功徳を積むことができました。シーマーの中で大長老様のご説法を聞き、面接をうけることで、静けさの中に入っていけたように思います。御説法は信についてから、初転法輪経、無我相経、大念処経にまで及び、三つの力でねはんへ向う説法、最終日は自分の心を良くなるように心を育てる説法と、とても濃密なものでした。自分の心を良く育てるために六門をよく守って滅することをヴィパッサナーの力でみることで、貪り、怒りに気付き離れることを自宅でも実践できるように日々精進していきたいと思います。また体調を調えて宿泊瞑想会に参加できるように、日常生活で六門を守るようにしていきたいと思います。ありがとうございました。皆様のおかげです。皆様の積まれた功徳に随喜させて頂きます。 サードゥ サードゥ サードゥ
今回も作務に入る予定できましたが、吉田代表からの突然の申し出、「瞑想に入られたらどうですか」と、予想もしていなかったので一瞬戸惑いましたが、願ってもないチャンスと思い、瞑想に参加させて頂きました。今回がシーマーでの瞑想のデビューとなりました。二泊三日での短い瞑想修行でしたが、セヤードーよりていねいなご指導を頂き無事終えることができました。お食事の準備等少人数で大変だったと思いますが、神通力でも使っているのではと思うほど、スピーディでびっくりしました。お食事も色彩りもよくとてもおいしく頂きました。作務をして下さった吉田代表をはじめ、お寺の皆様方、本当にお世話になり、ありがとうございました。
石田美恵子(67)東京都
三日間で短いですが、SAYADAWちゃんと瞑想が出来て本当に良かったです。まだまだ、未熟な私を一から教えてくださいました。痛みを耐えて瞑想することが今回初めてです。これからも家で出来る時に頑張ります。
羽音ミン・トウ(59歳)神奈川県
3日間お世話になりました。セヤードーの朝のご説法を聞いて毎日の生活の生き方に意味がありました。2025年1月に初めて瞑想会に参加しました。瞑想を実践した後に、次もお寺へ行って瞑想したい気持ちになりました。また休みが取れる時には、お寺へ行き瞑想会に参加したいです。
C.Z.(49歳)千葉県
これからセヤードーの言う通り自分の心を良くなるように自分で育てていきます。それに、ねはんに向かうことができるようにがんばります。この願いはあまり今まで願ったことがないことです。でも、これからセヤードーの言う通りに願います。いつもありがとうございます。
ニャーヌッタラ大長老、吉田様、比丘様、佐竹様、ご縁をいただけた全ての皆様に心より感謝申し上げます。この度はイレギュラーなお伺いをご了承いただけただけでなく、結果として六日も滞在させていただくこととなりました。暖かく細やかなご配慮のもと、功徳行、瞑想者としても過ごさせて頂きありがとうございました。喜びでいっぱいです。2024年春から、入院、手術、治療と療養で思ってもみないあっという間の一年でした。直面することで本当の意味で生老病死と日々向かい合っています。その都度思うことは、今世でお釈迦様の教えと出会えていることです。本当にありがたいことです。ようやく少しづつ落ちついて生活出来るようになり、そのタイミングで淨心庵にお伺い出来ました。黄金に輝く仏塔を前に、清らかなお寺の中でこころは明るく身体はエネルギーに満ちて、どんどん元気になっていきました。セヤードーよりいただく毎日のご説法も、瞑想ご指導も、帰宅してからの生活を踏まえたうえで慈悲のお心でお優しく丁寧にして下さいました。今回私は初めて瞑想者として参加し、呼吸をみることのご指導で大きく気づけることがあり、そこから今まで実践してきた瞑想が一気に変わりました。この気づきをご指導いただけたことのように、瞑想会に参加し実践することが、いかに重要なことかもはっきりとわかりました。二度目の手術を終えICUから病室に戻った夜、不思議な体験がありました。慈悲の瞑想をしようと思った瞬間、気づくと私はあかるく光り輝いたあたたかい卵のようなものの中に入っていました。意識はとても鮮明で、とても静かです。光の卵の中でセヤードーをはじめ、皆様からの慈悲のパワーに包まれているのを感じ、心の底からほっと安心して幸せな気持ちでした。この日は丁度私の誕生日でもありました。セヤードーにこの時のことをお伝えすると『晶子さん二回目生まれました』と仰ってくださいました。私自身もその時、そしてまた丁度一年経った今、このお言葉をかけていただき、新たにまた始まる人生を大切にして生きていきたいと思っています。帰宅後、私にとっては義理の父となる吉田亮介の父が亡くなったと連絡がありました。このタイミングで亡くなった父に回向できることもありがたく感じます。三宝に帰依し、身口意の行為を守り、五戒を守り、今世でお釈迦様の教えに出会えたことを心より感謝し、カルマを自己とする智慧を常に思い、法友を大切にしていきたいと思います。ニャーヌッタラ大長老、吉田様、比丘様方、ご縁をいただけた全ての皆様に心より感謝申し上げます。
S.Y. 東京都
*以下は瞑想者のお世話を功徳行として行いながら瞑想された方々の感想です。
今回は4月26日~28日の片づけまで作務の功徳行、それから瞑想に入りました。ニャーヌッタラ大長老の朝のご説法は、初日から最終日迄とてもためになりました。4月27日(日)午後から吉田代表の“サッダンマジョーティカダジャ”勲章授与式がシーマーで行われました。大きな喜びに満たされました。翌日の朝のご説法では、
お釈迦様の時代、お釈迦さまは、特別な比丘、特別な優婆塞・優婆夷、の中から優れた弟子たちを称賛して、特別な称号を与えられたそうです。
例えば、コンダンニャには、一番最初に預流者となり、比丘になって、さらに阿羅漢比丘にまでなった特別な弟子として、サーリプッタ尊者には、偉大な智慧者として、モッガラーナ尊者には、最上の神通力者として、お釈迦さまは認められました。ミャンマーの王様は昔からのこの伝統を習って、仏教を応援してきたそうです。
現代は、ミャンマー政府の宗教大臣からニャーヌッタラ大長老が2023年には、アッガマハーパンディタ勲章を授与されましたように、ずっと引きつがれているそうです。
瞑想会5日目からは“得がたいこと~三つの力によって涅槃へ向う” 人間に生まれ、サッダーの種をもって生まれることは得がたい。最後に、自分の心が善くなるように自分自身で善く育てて下さい。このように実践して下さい。10日間最初から最後まで素晴らしいご説法をお聴きすることができ有分心に保存することができたと思います。対機説法もきちんと教えていただき実践することができたと思います。家に帰っても毎日実践して、もっと功徳を得られるようにしたいと思います。今回は2011年の瞑想に初めて参加した時の法友から2025年 年始でご一緒させていただいた法友、いつも作務の功徳行の法友と一緒に瞑想ができエネルギーになりました。お釈迦様の教えがなくならないで、永く存在できますように。皆様ありがとうございました。
サードゥサードゥサードゥ(その他)
中村洋子(60代)埼玉県
お寺の皆さまの食事は、目で見ても、味わってもとても美味しかったです。ありがとうございました。
今回もすばらしいセヤードーにご指導いただき感謝申し上げます。初日から、なかなか体験できない儀式に参加することができ感激と嬉さがありました。瞑想は4泊でしたが今までより集中ができたと思います。毎回ですがセヤードーの朝のご説法が心に沁みました。シーマー瞑想堂は、特別な場所。瞑想者の皆さまからのエネルギーもたくさん入り、少し智慧が出た気がします。仏塔の前での瞑想は時間を忘れるほどでした。今回お寺の皆さまに、たくさんお世話になりました。食事とてもおいしかったです。いつも清潔で、いきとどいて気持ちよく瞑想でき、深く感謝申し上げます。常に自分の心を観て、善い心がでるよう気をつけます。
熊谷寿子(60代)千葉県
今回は5泊6日のうち前半は功徳行、後半は瞑想者として参加させていただきました。功徳行者として宿泊瞑想会に参加するのは久しぶりで、とても楽しく喜びの心で作務を行うことができました。後半の瞑想に入ってすぐは功徳行の余韻で楽しい気分で少しフワフワしていましたが、それも次第に落ち着き静かな心で瞑想することができました。ふっと集中が途切れた時、他の方々の凛とした姿を目にすると気持ちが引き締まりまた頑張ろうと思えるので、法友の存在というのはとてもありがたいなと実感しました。次の宿泊瞑想会で善い瞑想ができるよう、日常生活を整えていこうと思います。いつも深い慈悲でご指導くださるセヤードー、代表の吉田様、お寺の皆様、今回一緒に瞑想した法友の皆様、本当にありがとうございました。
平野綾(50歳)神奈川県
作務2泊、瞑想7泊で参加させて頂きました。作務の最中は、稀有な儀式に参加させて頂く機会に恵まれました。当会が創設されてから現在に至るまで、純粋なお釈迦様の教えを伝道するための活動をひたすらに続けてきた尊さと、それを支えてきた方々に対して、改めて畏敬の念を抱きました。瞑想では、1日経つ毎に集中力が増して、日々流れるように瞑想をして過ごすことが出来ました。今回は、瞑想によって、お釈迦様の教えの怖い部分が自分にクローズアップされて触れたように感じています。自分の状態に合わせて的確なご指導をして導いて下さるセヤードーの徳と恩は測り知れません。そして、瞑想についても、法についてのお話も、セヤードーにご教授賜りながら、繰り返し実践・聴くことで、同じ内容でも以前の自分と違う処し方や受け取り方、深度が増していくように感じます。ですので、これからも繰り返し瞑想実践し、法を聴いてこの道を歩んでいくことが、得難い、幸せな人生であると思っております。いつも慈悲深いセヤードーと吉田代表をはじめとして、淨心庵精舎の皆さま、作務の皆さま、上座仏教修道会の活動を支えて下さっているすべての皆さまに感謝申し上げます。
出村悠(30代)神奈川県
3日間功徳行をさせてもらいました。その中で瞑想もさせてもらいました。ありがとうございました。今回は、功徳行について、思いました。数名で協力して、1つの事をやる。完成させる。セヤードー・瞑想者の為にやるというのがとてもチームワークよく出来たと自分は、思いました。瞑想と功徳行を双方をやるといいのだと思いました。 一緒に功徳行をさせてもらった法友の皆さんに感謝です。吉田さんの式に参加出来て、とても光栄でした。セヤードーには、いつもいろいろと気づかせていただいてとてもありがたいです。説法は、とても感動しました。
匿名 埼玉県
- お名前とご年齢は、本人の了解を得て、掲載させていただいております。

昼食ご供養

合掌して迎える在家信者