2024-2025(令和7)年 年末年始10日間宿泊瞑想会に参加された方々の感想



朝の礼拝 ヴィパッサナー瞑想実践
令和6年(2024年)12月27日(金)~令和7年(2025年)1月5日(日)、新淨心庵戒壇堂において、年末年始10日間宿泊瞑想会が無事に終了いたしました。
今回の瞑想期間中には、関東、東北、東海から、日本在住のミャンマー人の方々も含め、のべ65名に及ぶ瞑想者や功徳行者、参拝者が来庵されました。
1月1日(水)元旦には「お正月お祝い儀式」が執り行われ、お正月のご説法をはじめとして、慈経、護経、厄除経、そして祝福の偈文を賜わり、大変めでたい新しい年のはじまりとなりました。
(※当会FB公開中)
また、大晦日より最終日までの六連夜「明りのお布施」ご供養があり、淨心庵戒壇仏塔の遥か天空から精舎全域と周囲の森に至るまで、三宝の輝きに荘厳された素晴らしく吉祥な環境の中、新年の瞑想実践が行われました。
毎朝の礼拝時の大長老のご説法では、お釈迦さまが菩薩の時代、覚りを得る為に実践された「十波羅蜜」について、瞑想者の実践に即して連日説かれ、最終日には「三つの道」として、それぞれの段階において歩み進む道を説き示されました。
三宝と大長老をはじめとして、年末年始10日間宿泊瞑想会を支えてくださった会員、関係者の皆さまに心から感謝と随喜申し上げます。
皆さまの行われたすべての功徳によって、皆さまとご家族の皆さま、世界のすべての生きとし生けるものが、健やかで危険がなく 心安らかに 幸せでありますように。
Sādhu Sādhu Sādhu
※当会FB公開中「日本上座仏教修道会」で検索ください。
瞑想会参加者の感想文を一部ご紹介いたします。
昨年10月の宿泊瞑想会参加に引続き、新しいシーマー2階の天界色に包まれた空間で瞑想するのは楽しい。天井が高い分圧迫感を全く感じさせない。気持ちの良さに座る瞑想に特化してしまいそうである。セヤードーからは、年令が高くなるに従い、体が重くなり歩きたがらなくなるため、歩く瞑想を多くするように指導いただいた。肉体の衰えをカバーするにも好都合ではある。昔のようにスロー歩行瞑想は出来辛くなってきたが、ゆっくり歩く分にはまだ支障のない年令なので老化防止の策にしよう。ふらつく分、ラベリング回数が増えるが、これはむしろ好都合であるとヴィパッサナー的発想で淡々とラベリングすることにした。こうした状況で数日が経過した。まだ気付きが高速化するには到らずに最終日を迎えたが次の機会があることを信じてこれからの日々を生活して行くことにした。最後になりましたが、ご指導いただいたニャーヌッタラ大長老様と吉田正学女様に感謝申し上げます。
平野義夫(78)千葉県
仏塔を見ることができて良かった。(仏舎利、頭髪は初めて見た。)
S.T.(65歳)東京都
日本上座仏教修道会に関係されるすべての皆さま新年開けましておめでとうございます。本日新年の宿泊瞑想会を終えたことでわたくしにとっての2025年の世間の生活、そしてダンマを宗とする生活の幕が開けました。淨心庵では毎年年4回の宿泊瞑想会が行われていますが、素晴らしい四季をもつわが日本でこのお正月を淨心庵で過ごすのは格別佳いことのように思われます。同じ思いをもつ瞑想者の皆さま、功徳行者の皆さま、そしてお寺の方々と触れ合うだけで波羅蜜の功徳を積んでいる様な気がいたします。セヤードー大長老が朝の説法で解説くださいました菩薩の10の波羅蜜を実践するべく、今年は少し瞑想の時間を増やして次回お会いする際に実践を続けるなかで生じた疑問をおたずねしたり、質問出来るようになりたいと思います。
N.H.(61歳)東京都
今回は、3回目の参加となりますが、以前は一人だけでの参加で初めて皆様とご一緒に瞑想修行ができたため、より励ましてくれるような雰囲気を感じました。皆様が、修行に専念しているお姿を見ると、自分ももう少し頑張ろうという気持になり、瞑想する時間は、前回と比べ、増えた気がしました。皆様の布施やヴィパッサナー瞑想の功徳を身近に感じ、サードゥすることができたので、より徳を積んだ気がしました。お釈迦さまの教えをセヤードーから直接対面でご教示していただいたことで、自分の覚えがより整理できて、記憶にも鮮明に残るかと思います。セヤードーと会の皆様のおかげ様で、このように貴重な機会をいただき、感謝の気持を感じつつ、自分自身もお釈迦さまのお教えをもっと一人でも多くの人に伝えるように努力したいと考えております。
ナイン ピィ ピョー(34)千葉県
私はミャンマー人ですが、初めての瞑想でした。セヤードーからやさしく、詳しく教えていただいたヴィパッサナーの瞑想の味をわかりましたのでこれから自分が歩く道を選べることができました。ヴィパッサナーのことを全然わからないことから1時間以上瞑想できるようになり、心はすごく落ち着いて、体も元気になりました。これからの自分の生き方を意味がある生き方に変えます。10日間の間一つも困らなかったことや毎日のおいしい食事のことは心から感謝しております。
チョ ゾウ ユ(Cho Zaw Yu)千葉県
10日間大変お世話になりました。ありがとうございます。
一年の節目である新年をお寺で迎えることができ、とても嬉しく心より感謝申し上げます。前回参加した特別瞑想会で教えていただいたことを今回実践しようと思いましたが、少し体調を崩していたため、その体調の悪さをヴィパッサナー瞑想で観察することにしました。このことがきっかけで、今まで分かったと思っていたことがよく分からなくなりセヤードーにお聞きしたところ、詳細に教えていただき、聞法で得た知識を実際に体験を通して理解することができました。どんな些細な質問でも、セヤードーは智慧が現れるように導いてくださるのだなと実感し、ますます尊敬の念が高まりました。偉大なるセヤードーの徳と恩を念じるとともに、代表の吉田様、お寺の皆様、瞑想者の皆様、年末年始の季節に合わせた美しいお食事を作ってくださった功徳行の皆様、お布施をしてくださった皆様に心より感謝申し上げます。どうもありがとうございました。
平野綾(50歳)神奈川県
12月の回向会+大そうじ+10日間瞑想会とすべて参加すると目標をかかげ1ヵ月間精進し、祈りました。1ヵ月3回くらい気持ちがまけそうになりました。セヤードーを思いたてなおし自分だけでなく家族の健康も気にしながらのとても大変でした。心願成就がかないホッとしています。
a.y. 埼玉県
セヤードー、吉田さん、功徳行の方々にとても感謝です。
今回も淨心庵精舎バッダンタ・ウ・ニャーヌッタラ大長老様をはじめお世話いただいた皆様、大変ありがとうございました。この度も、瞑想会(4回目)では、大きな学びがありました。いつもの様に座したり立ったり、歩いたり、瞑想してましたが、大長老様の説法を聞いた後、瞑想に向かう気持ちがだんだん深まっていきました。特にブッダが菩薩のとき行なっていたと同じ波羅蜜を、今私が教わって実践していることを知り、感銘を受けました。また、今日の朝の説法「3つの道」で ①煩悩の道 ②カルマの道 ③智慧の道について話されました。私は今までは ②のカルマの道 善と悪をわかって善を選択することを行なっていました。③智慧の道については全く知り得ず、こちらに来てヴィパッサナー瞑想を行なう意味を知りました。これからは自分の歩く道を ③智慧の道に定めて、精進する。それを意識した今回の瞑想会でした。ありがとうございました。
山崎陽子(65歳)秋田県
昨年に引き続き、今年の年末年始も宿泊瞑想会に参加させていただくことができ、清らかな新年を迎えることができました。三宝、ニャーヌッタラ大長老、吉田さんをはじめお寺の皆様、功徳行の皆様に心よりお礼を申し上げます。宿泊瞑想会でヴィパッサナー瞑想を精進している時、本当に自分が心から望むことはこれしかない、と思います。そのような機会を与えていただけることは大変幸せなことです。ニャーヌッタラ大長老のような徳の高いお坊様から毎日個別で対機説法を説いていただけることは、とても恵まれたことであり、三宝に心から感謝致します。大長老のお声はどこまでも深く、どこまでも柔かく、朝の礼拝のナモータッサ、三帰依、説法のお声が心身に沁みこむように感じました。振り返ると、お釈迦様の教えに出会う迄の私は、煩悩の道、五欲の道を歩いていました。何の目的もなく、ただ五欲を求めるだけの、何と意味のない人生だったのだろうと思います。今は、私には三宝という宝があり、お釈迦様の教えという智慧の道、八正道があります。いつか輪廻から解放されるという目的があり、ニャーヌッタラ大長老という恩師があります。とても幸運な、意味のある人生になりました。これからも大恩あるニャーヌッタラ大長老の徳と恩に報いる為にも、精進して智慧の道を歩いてまいります。これからもどうぞよろしくお願い致します。ブッダ・サーサナン・チーラン・チッタトゥ.. ありがとうございました。
(その他)
島田真理子(61歳)東京都
お食事は心がこもっていて慈しみの味がしました。とても美味しかったです。私達が就寝した後も、朝も早朝から翌日の準備など大変だったことと思います。功徳行の皆様の御恩に報いる為にも修行を頑張ろうと思いました。ありがとうございました。



歩く瞑想で食堂へ

「食事についての観」を唱和

歩く瞑想で食堂へ
*以下は瞑想者のお世話を功徳行として行いながら瞑想された方々の感想です。
連日好天に恵まれて快適に瞑想会の期間を過ごすことが出来ました。(作務、時々瞑想)1月1日の説法では健康でないと功徳を積むのは難しい、一日一善、善は急げのことわざ通り、一日を大切にして功徳を積みながら過ごすことが大事とのお話しでした。自分も努力を続けたいと思います。
影山幸雄(64歳)東京都
当初、全日参加予定のところ母の体調が思わしくなく急遽キャンセルとさせていただいておりましたが、大長老の大慈悲のおかげ様、吉田代表はじめ事情を知られた修道会の皆さまの慈悲のおかげ様で徐々に回復、安定して参りましたので最後の3日となりましたが思い切って参加させて頂くことにいたしました。
浅田朝夫(66)東京都
年末年始宿泊瞑想会の功徳行は初めてでしたが、中村様、皆様にサポートして頂きながら無事に功徳を積ませていただくことができました。普段できない経験も沢山させて頂きました。涅槃を目的とした法友の皆さまと共に波羅蜜の功徳を積ませていただけましたことは大変楽しく喜びでした。
待機ご説法ではセヤードーより、年を取った両親をお世話するのは功徳です、何も心配しないで出来るだけお母さんのお世話をしてくださいとのお言葉を賜り、散乱しがちな心が定まった気がいたしました。決意して短い期間でしたがお寺に入り、家に留まっていては決して経験することのできない3日間を、おかげ様で過ごさせていただくことができました。
大長老、吉田代表はじめお寺の皆様、功徳行者の皆様に心より感謝申し上げます。
久しぶりに10日間作務の功徳行をさせていただきました。インフルエンザで急遽やむを得ず参加できなくなった方が8名もいらっしゃった中、心身共に元気で予定通りに目的を達成でき嬉しく思います。今回のセヤードーの朝のご説法のテーマは“十波羅蜜”についてでした。お釈迦様は菩薩の時代ブッダになる目的で十波羅蜜を積まれましたが、私は、自分の目的を持って、少しずつでも自分の願う目的が達成できるように波羅蜜を積んでいきたいと思います。セヤードー、お寺の皆様、瞑想者の皆様、一緒に作務の功徳行をして下さった皆様、食べ物等ご供養して下さった皆様等ありがとうございました。皆様が今年一年もお健やかでお幸せでありますように。たくさんの波羅蜜が積めますように。サードゥ サードゥ サードゥ
中村洋子(60代)埼玉県
初日は瞑想会の準備の後、皆様と一緒に戒を受けました。たった1泊ですがとても淨らかな気持ちで家路につきました。最終日は、食事の供養をさせていただき、またまた淨らかな気持ちで食後の作務をいたしました。少しの時間でも淨心庵は最高です。これもセヤードーをはじめとして吉田代表、淨心庵の方々、会員の方々、関係者の方々のおかげ様です。ありがとうございました。サードゥ サードゥ サードゥ
熊谷寿子(60代)千葉県
今回は特に寒さを感じましたが、日ごとに寒さに慣れて、6日間無事に終えることができ、大変うれしく思っています。年末年始をシーマ―では静かに過ごすことができました。新しい一年をどのような心向きを保ちながらがよいか、朝の波羅蜜の説法を改めて伺い、善い方向に向かって日々過ごすべき、と考えました。折にふれ、自己を戒しめつつ、人との関わりにも気をつけるべき、とも思いました。セヤードーをはじめ、お寺の皆さま、吉田代表にお世話になりました。ありがとうございました。作務をともにしたメンバーにも感謝いたします。
匿名
今回お正月10日間宿泊瞑想会に参加された瞑想者の皆さんは、心身ともにお元気で、瞑想の実践法が無事に終わったので、とても嬉しいです。セヤードーの大きな慈悲と、吉田さんをはじめとして功徳行者の皆さんは、一生懸命にお寺の作務をしているのを見て、とても嬉しいです。お正月の寒い冬の中で、セヤードーをはじめとして、お寺の皆さんも、瞑想者たちも、功徳を得るために精進されているのを見て、喜び、尊敬いたしました。
セヤードーが心身ともにお元気で、これからも日本の土地に、お釈迦さまの教えを伝えていただくことができますように。長寿と功徳が得られますように。と、お祈り申し上げます。ルイン
1月4日と1月5日は、一泊で作務に参加しました。1月4日は母の24回目の命日で「明かりのお布施」をさせて頂きました。1月5日は、法友、熊谷さんのお誕生日で、法友、小茂田さん中村さんと一緒にお誕生日の「明かりのお布施」をさせて頂きました。満天の星が輝くなか、シーマーの屋上の仏塔はとても美しく、黄金にかがやいて、仏法僧のエネルギーに包まれ、この淨心庵シーマーは特別の場所だと深く思いました。2025年、新年を、この場所で迎えることができ、感謝申し上げます。この輪廻の中で三宝、セヤードーにお会いすることができ、仏教を実践することができ、感謝申し上げます。
Y.M. 70代



- お名前とご年齢は、本人の了解を得て、掲載させていただいております。