2023-2024(令和6)年 年末年始10日間宿泊瞑想会に参加された方々の感想
令和5年(2023年)12月29日(金)~令和6年(2024年)1月7日(日)、年末年始10日間宿泊瞑想会を、新淨心庵戒壇の建物においてコロナ感染症の感染防止対策につとめて開催し、細心の注意を払いながら無事に終了することができました。瞑想期間中に、今回は関西、関東から、日本在住のミャンマー人の方々も含め、のべ47名に及ぶ瞑想者や功徳行者、参拝者が来庵されました。
1月1日(日)元旦には「お正月お祝い儀式」が執り行われ、慈経、護経、厄除経を賜わりました。お正月のご説法として、「Jarādhamma 老法(若さ・健康・生きていることは無常。老・病気・死とは常にある)」について賜わりました。(※当会FB公開中)
大長老の大慈悲と智慧と共に、昨年ミャンマー ヤンゴン BOTAHTAUNG(ボータタウン)仏塔より日本上座仏教修道会・大長老へ御献上・御供養され、淨心庵戒壇仏塔堂に奉納御安置された、お釈迦さまの大威力を有する「仏陀の聖髪塔」から、輝き放っている三宝のエネルギーに満ち溢れた、大変めでたい新しい年のはじまりとなりました。(※当会FB公開中)
毎朝の礼拝時の大長老のご説法では、第一禅定の五つの禅支である尋、伺、喜、楽、一境性の、sammāvitakka正しい尋について説かれ、瞑想実践に直結したお釈迦さまの教えの大変深いご説法をお聴きすることが出来ました。
三宝と大長老をはじめとして、年末年始10日間宿泊瞑想会を支えてくださった会員、関係者の皆さまに心から感謝と随喜申し上げます。
皆さまの行われたすべての功徳によって、皆さまとご家族の皆さま、世界のすべての生きとし 生けるものが、健やかで危険がなく 心安らかに 幸せでありますように。
Sādhu Sādhu Sādhu
※当会FB公開中「日本上座仏教修道会」で検索ください。
瞑想会参加者の感想文を一部ご紹介いたします。
このたび年末年始10日間宿泊瞑想会に初めて参加させていただきました。夏期10日間宿泊瞑想会に参加した際は、座る瞑想で痛みを我慢する、眠いのを我慢するので精一杯。心が疲れてしまいました。今回は座る、立つ、歩く瞑想を実践しながら、痛み、こわばる、しびれるという苦しみに気づき、理解することができ、苦しみから離れ、念じながら苦しみを少なくしていく体験をすることができました。また仏塔での瞑想、外での瞑想を通じて、室内は室内、外は外の感覚を意識することができました。最後になりましたが、ニャーヌッタラ大長老、吉田代表、佐竹様、功徳行の皆様、宿泊瞑想会に共に参加された皆様に感謝申し上げます。
A.M. 男性
あけましておめでとうございます。私としては修道会の瞑想会には4回目の参加となります。今回は正月に息子や娘、孫と会う予定があらかじめあったので、3日から5日間だけの参加となりました。半分の参加とは言っても、実際参加し始めてから瞑想生活に慣れるまで2日間はかかるので、本当に瞑想会に参加できるような状態で望めるのは1~2日だけとなってしまいます。それに加えて今回は正月はいろいろトラブルがあって、結局家族とは会えずじまいになってしまって、感情のトラブルを抱えたまま、瞑想会に臨むことになってしまいました。しかも駅にマイ座布を置き忘れてしまったり、大変に気づきのない状態でした。そういったことを正直にインタビューでお話したのですが、長老は親身に丁寧に聞いて下さり、そこで「家族への執着」に気づかせていただきました。それで一気に肩の荷がおり、瞑想に集中することができるようになりました。本当に気づくと行動に変容が起きますね。しかも今回は短い期間なりに対機で長老の実際の経験に基づく瞑想のやり方まで手とり足とり特別に教えていただいて、また私がやっているのも直にチェックしてもらって、逆に驚くような実り多い瞑想会になってしまいました。新年から暗い気持ちであったのが、一転して良い新年を迎えさせていただき、今年を迎えるにあたって、また今年の瞑想を始めるにあたって大きな励みになりました。大長老、吉田代表はじめ浄心庵で功徳行をしてくださった皆様、本当にありがとうございました。皆様のサポートあっての瞑想会だったと心底思います。今年の皆様のご多幸ご健闘を祈念しつつ、新年の瞑想会の感想とさせていただきます。
Y.N. 男性(64)奈良県
令和5年年末から令和6年年始にかけて10日間を淨心庵で瞑想会に参加させて頂きながら過ごすことができ、この上なく幸運と喜びを感じています。これも仏教に出合えたおかげさまです。恩師ニャーヌッタラ大長老はじめ、吉田様、比丘様方、佐竹様、作務の皆さま、全国の上座仏教修道会の会員の方々の支えのおかげさまと、心より感謝いたします。朝のご説法では、毎日毎日、続けて説法して下さった、正念、正定から始まり、瞑想に大切な、五禅支について、すばらしい、深い説法を聞くことができ、今まで、1つ1つがブロックのように接がりがなかったのが、雲が切れるように、視野が拡がったような思いです。最後の日には、それらすべてを集約したような、深いご説法をお聞きし、感動と同時に、この場に居あわせ、説法を聞くことができた、幸運に満たされています。すばらしい先生であるニャーヌッタラ大長老にふさわしい弟子の一人に少しでも近づけるよう、日々、瞑想実践を怠らず実践で自ら、体験できる様に、今回の説法を自分の瞑想の中ではっきり理解し、役立てていきたいと思います。また、元旦でのご説法のように、70才をすぎて、瞬間瞬間、老い、病い、死に向かっているということを観察しつつ、死の瞬間迄、すべての執着を捨てていけるよう、日々、精進して暮らしてゆこうと思います。
(その他)
いつも細やかなお心遣い感謝しております。ありがとうございます。
O.S. 女性(71)大阪府
今回の新年宿泊瞑想会に参加させて頂きありがとうございました。ニャーヌッタラセヤードー、ケーマーナンダ様、吉田様、アディパンニャーナンダ様、アーローカーナンダ様、佐竹様、作務の皆様、瞑想者、会員、有縁の皆様方に感謝申し上げます。おかげ様で、無事功徳を積むことができました。皆様方の支えがあってこそと思います。セヤードーには毎日の面接で何度もくりかえしくりかえし慈悲の心で教えて下さいました。日常生活に気付く、食事、飲み物に気付く、自分の注意の力が高くなるように実践したら楽になる。注意の力が高くなれば禅定が生じ智慧が生じる。などなど。そして朝の説法では五禅支 尋伺喜楽一境性の説法は、尋伺という原因で結果である喜楽一境性が生じる。そこから尋伺の詳しい説法になり、瞑想する時に良い対象に心を向け、じーっと伺察するというとてもわかりやすい言葉で説明して頂き、すぐに実践にいかせるものでした。最終日の御説法もすばらしく、ヴィパッサナー智慧がするどくなったら涅槃を対象にとる正尋になりそれを伺察する正伺になることが良くわかりました。今後も五欲の対象から離れるよう努力しnāmarūpaの対象をヴィパッサナー瞑想で観察し、智慧がするどくなるように精進していきたいと思います。皆様、本当に支えて下さりありがとうございました。サードゥ サードゥ サードゥ
Y.Y. 女性(60)大阪府
年末年始を淨心庵でニャーヌッタラ大長老から直接ご指導いただきながらお釈迦様の教えを実践する。これ以上幸せな新年はありません。今世人間に生まれたこと、三宝に出会えたこと、大変優れた素晴らしい恩師に出会えたこと、淨心庵シーマー戒壇の高貴な瞑想堂で存分に精進できること、全てについて、三宝に心からお礼申し上げます。三宝の徳と恩、両親の徳と恩、恩師の徳と恩は本当に限りがありません。毎日のご説法はとても深い内容で、毎日楽しみでした。もっとお聞きしたかったです。とてもとても幸せな5日間でした。セヤードー、吉田様をはじめとするお寺の皆様、功徳行の皆様、食べ物飲み物をお布施して応援して下さった皆様、本当にありがとうございました。これからも法を友としてお釈迦様の説かれた法の道をまっすぐに歩いてまいります。皆様がいつもお健やかで危険がなく心安らかにお幸せでありますように。全ての生きとし生けるものが幸せでありますように。
(その他)
お食事がとても美味しかったです。いろいろなトラブルにも即座に対応して下さって、とても感謝しております。ありがとうございました。
島田真理子(60)東京都
功徳行+瞑想をしました。短い期間でしたが沢山の勉強をさせていただきました。特に朝の説法がすばらしいです。生活の中で大変なことがあると説法の内容を思い出し活用しています。また、説法を聞きにきたいです。 ・セヤードー・吉田さんは、すばらしいです。ありがとうございました。
Y.A. 女性(40)埼玉県
今回は、瞑想6泊と作務1泊で参加させていただきました。瞑想へ1年半振りに参加することができ、とても幸せな時間を過ごしました。特に今回は、朝の説法でもセヤードーが再三お話して下さった、五欲から離れるためには、世間では執着されるものだけれども、本当は楽ではない苦しみのもとから離れるには、ヴィパッサナー瞑想を実践して、瞑想の時間だけでなく、外の世界でも法の眼で観るしか道がないということが、セヤードーのご指導のお陰様でとても附に落ちました。本当にお釈迦様の教えは深く、仏教を続けて実践しない人生はとても大変な人生で、逆にこの様に三宝に縁のある人生は、素晴らしく幸福なので、改めて、お釈迦様の教えを日本語で私達に伝えて下さるセヤードーの徳と恩を念じるとともに、日本上座仏教修道会の活動とそれを支えて下さっているすべての皆さまに尊敬合掌致します。瞑想後には、作務もさせて頂きました。淨心庵精舎の皆さま、他の作務の方々と楽しく行うことができ、作務が終わった後にはシーマー戒壇で瞑想もすることが出来、今回の年末年始宿泊瞑想会で色々な功徳を積むことが出来、とても幸福な気持ちで新しい年を迎えることができました。
出村悠(34)神奈川県
*以下は瞑想者のお世話を功徳行として行いながら瞑想された方々の感想です。
功徳行で7泊8日参加させていただきました。
今回のセヤードーの朝のご説法は瞑想実践に大切なこと。2011年頃に新宿801教室で勉強した大念住経のサマーディ、正定とは何か?五禅支や五蓋について細かく丁寧に、解りやすい例え話をして下さり、以前より深く理解することができました。とても大切な法の宝をいただきました。
功徳行については経験豊富な瞑想者の皆様、功徳行の皆様、お寺の皆様のご協力のもと、心身ともにゆとりをもって心を込めて行うことができました。お寺の功徳行(お料理、お掃除、お花など)も大切な瞑想修行で、自分にとってはたくさんの近行定を体験し、善い結果が多かったと思います。夜はシーマーで瞑想もできました。
セヤードーをはじめとして皆様のお蔭様で自分の決めた通りに功徳の波羅蜜を積ませていただくことができました。ありがとうございます。食べ物や飲み物などのお布施で瞑想会を支えて下さった皆様にも感謝いたします。
今回積んだ功徳を亡くなった友人をはじめとしてすべての生きとし生けるものに回向いたします。
ブッダ サーサナン チラン ティッタトゥ サードゥ サードゥ サードゥ
中村 洋子(67歳)埼玉県
一泊だけでしたが、今年も三宝の旅で幸せで晴々とした一年のスタートを始めることができました。お寺の方々、功徳行者の方々と一緒に作務をするのは楽しいです。段々と準備や流れ、やり方はたまた野菜の切り方に至る迄、教えて頂きまた経験、体験を積み、わかることが増えてきました。くり返し、くり返しお寺に入って作務の体験を積み重ねることで味わい深くなりますし、毎回新たな発見もあります。大長老との面談の時間では1時間とじっくりとお時間を頂き、毎回何を質問して良いやら困っているわたくしですが今回はただその時にお聴きしたいことを虚心におうかがいすることができ、大長老から正鵠を得たお答えを頂きました。三日朝の10分間の説法は「正念」「正定」「正精進」「正智」という八正道でした。真にお正月に相応しいお目出度いご説法でした。ニャーヌッタラ大長老、お寺の皆様、一緒に作務をして下さった皆さまどうもありがとうございました。Sādhu Sādhu Sādhu
N.H. 男性(60)東京都
瞑想会初日の29日、日帰りで瞑想会の準備をさせていただきました。家から淨心庵へ向かう所から功徳がはじまり帰宅まで続いているのは1日だけでもたくさんの功徳を積むことができて、とても幸せです。新年の瞑想会は私の誕生日と重なるのでここ何年かご供養させていただいてます。 このこともとても幸せに思います。いつも淨心庵は淨らかで掃除もいきとどいているので心が淨らかになります。今回の瞑想会の朝のご説法がとても深くまたわかりやすく説いて下さったのでお釈迦様の教えのすばらしさをまた感じることができました。セヤードーのお陰様で日常生活も困らない。淨心庵でたくさんの功徳を積むことができます。感謝申し上げます。淨心庵の皆様ありがとうございました。
熊谷寿子(66)千葉県
年末年始、お正月のめでたい作務をさせていただき、感謝しております。ありがとうございました。今回は特に、昔の自分を省みたところ、随分と楽に過ごせることをとても喜んでおります。“生じたものは、滅する。”こちらを常にこころのかたすみ片すみに携さえ、すぐに捨てることが段々できていることもうれしく思います。すぐに切る、すぐに捨てる力をもっともっと育ててゆきたいと思います。捨てることが安楽につながることがよく観えました。日常生活・職場などでも“すぐ捨てる”を実践してがんばります。代表、お寺の皆様にもお礼申し上げます。
匿名
今回も短い功徳行でしたが、楽しく参加させて頂きました。今朝のシャケの入ったお雑煮は初めての経験で最初はお雑煮にシャケ!?と驚きましたが、とてもおいしかったです。朝のセヤードーのご説法はとてもすばらしかったです。じっくりと瞑想がしたいという心が生じてきました。日常生活の中でできる限り瞑想を取り入れて生活していきたいです。セヤードー、吉田代表、淨心庵の皆様いろいろありがとうございました。
石田美恵子(66)東京都
- お名前とご年齢は、本人の了解を得て、掲載させていただいております。